電験三種 合格体験記

資格合格体験記

皆さんこんにちわ。もやしと申します。                                                  このページでは電験二種・三種を独学で取得した私が自分なりに思う電験の攻略法をお伝えしたいと思います。電験はとにかく範囲が広く、過去問と同じ問題の出題はありません。そのため勉強を進める中で不安に襲われることがあると思います。安心してください、私もそうでした。それでも勉強を継続し、電験三種の上位資格である電験二種も取得できました。一番大切なのは『勉強を継続すること』に尽きます。その継続のモチベーションとしてこの記事が一助となれば幸いでございます。

ちなみに僕は電験三種挑戦前にエネルギー管理士(電気)、第二種電気工事士を

取得してました。これらの資格取得で知識の土台は下地はできていたと思います。

そもそも電験三種とは?

電験三種の有資格者は、出力5000キロワット以上の発電所を除く、電圧5万ボルト未満の事業用電気工作物の工事、維持および運用の保安の監督を行うことができます。 電験三種の対象となる施設は、工場やビル、小規模な再生可能エネルギーによる発電設備などです。法律によって電気主任技術者の設置義務が規定されており、選任されていなかった場合は法律違反となり300万円以下の罰金が科されます。

特に昨今では電気主任技術者の高齢化、それに対して再生可能エネルギー発電設備は増加傾向のため人手不足となっており、今後さらなる需要の増加が見込まれている国家資格です。太陽光発電設備、風力発電設備は急増しており、異業種参入や個人事業でのなれない管理により事故件数・事故率ともに急増しているのが昨今の状況です。

合格率は10%前後と難度が高く、取得を目指すなら生半可な覚悟では難しいと思われます。電気業界では名の通る資格ですので取得後は社内で一目を置かれることになるでしょう。実務未経験でも資格保持者ということだけで転職時、有利になることが予想されます。文系の方が電験三種を取得後、電気に携わる仕事に従事するというパターンもあるようです。それくらいに需要のある資格なのです。

また定年後も高単価で働き続けることも可能です。業務内容にもよりますが比較的、身体負荷の少ない業務だと思いますし、健康であれば一生の仕事にできると考えてます。

ブロッコリー
ブロッコリー

お前はなんで電験三種の取得目指したんだよ

もやし
もやし

僕は元々エネルギー管理士(電気)を取得し、転職活動していたんだ。

転職が決まったのち、上司から電験二種の取得を求められたんだけど、

二種の前段階としてまずは三種に挑戦したよ。

電験三種の特徴

試験方法:筆記マークシート 

    (CBT方式と呼ばれるPC入力での受験方式もあるようですが筆者未経験のため省きます。)

試験日:年2回実施 <上期>8月下旬ごろ <下期>3月下旬ごろ

科目:理論・電力・機械・法規 各科目60点以上で合格(試験難度によって合格点の変動有。)

1科目ごとの受験可能。科目合格は3年間有効。

ブロッコリー
ブロッコリー

ということは1年に1科目ずつ取得して3年かけて、6回の受験で4科目とるのもいいんだよな?

もやし
もやし

そういうことだね。最近試験制度変更によって年2回の受験が可能になったから取得難度は低下したと思うよ!変更前は年1回しか受験できなかったから3回で4科目とらないと過去にとった科目が復活してしまうんだよね。これがいわゆる電験スパイラーってやつだね。

電験は4科目ありますが各科目ごとに1冊以上の参考書が必要です。そして過去問集(通称電話帳)の購入がお勧めです。たまに4科目分を一つにまとめた参考書も見かけますが、それでは内容が不足しますのでお勧めはしません。参考書については後述しますが、お金をケチらずにそろえるべきです。

受験にはそれぞれのペースがあると思いますが一発合格狙い、科目合格狙いのいずれにしても     少なくとも丸1年間勉強漬けになる覚悟をもって挑むべきだと考えております。私は一発で合格を目指すことを推奨します。(ほかにも理由はあり、後述いたします。)

自己研鑽に時間をつかうことはとても尊いことだと思う反面、人生にはもっと大切にすべき時間があることも痛感しております。電験2種挑戦時に色々思う点があり、この件については別の記事で・・・

あんた電験何回目よ!30過ぎていつまで学生気分やってんのよ!

私の思う最短合格の勉強法

科目の勉強順は

理論⇒電力⇒機械⇒法規

がお勧めです。

理論は各科目の基礎となる教科です。電気未経験の方はつらいかもしれませんが理論を学べば他科目のイメージが付きやすいです。一番勉強が大変ですが真っ先に勉強すべき科目です。

全科目共通に言えることですが下記の順で進めるべきだと筆者は考えてます。

①10年分の過去問3周する。

当然いきなり過去問は解けるわけがありません。が、解くのです。というか回答を見ながらノートへ移していくというイメージです。なんなら回答を先に見るくらいの勢いです。3週くらい繰り返して問題と回答を覚えます。

②参考書・youtubeで過去問の理解を深める。

③過去問に関連する周辺知識を肉付けしていく。

①~③を繰り返す。。。。ざっくりとですが以上がおおまかな方針です。

まじめな方は参考書1ページ目から順に進めていくのではないでしょうか。私はお勧めしません。

この試験は60点が合格基準、さらに言えば5択のマークシート問題ですので、参考書全てを網羅する必要はないのです。まずは過去問で電験に慣れ、どのような問題がでるのか(何を問われるのか)を理解したうえで参考書を掘り進めるのが効率的です。電気の知識をつけたいという気持ちもわかりますが、それは電験に受かってからでよいのです。電験は範囲が広いです。ということは電験の知識すべてが業務に直結するとはいえないということです。まずは試験に合格することだけを考え、実務で必要な知識は後から勉強すればよいと思います。

私が使用した参考書

上述したように私は過去問を周回することが最初にすることだと思います。


私は参考書は完全マスターを使用しました。電験は参考書がたくさんあり、他の参考書も先輩方からおさがりで使わせてもらったことがありましたが、最終的には完全マスターシリーズに落ち着きました。数ある参考書の中でもかなり中身が濃いほうです。漏れなく出題範囲を網羅している感がすごいです。逆に初学者は内容の濃さにモチベーションがダウンしてしまうかもしれませんが、今はyoutubeで有識者たちが解説してくれてますので完全マスターにアレルギーを感じられた場合はyoutubeも併用するのがよいと思います。





私が参考にさせてもらっていたのは電験合格先生です。

電験三種 理論第1回 静電気① – Bing video

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